water dancer products >> 超撥水加工 - dewelry -
「water dancer products」の秘密は、それぞれの生地に施された撥水加工『dewelry®(デュエリー)』。明治25年創業の朝倉染布の独自技術です。
水泳の世界トップアスリートの水着にも利用されている技術ですが、元々は赤ちゃんのオムツカバーに使われていた技術を発展させたもの。
洗濯を重ねても変わることのない高い品質と性能を求め、より人や環境にやさしい製法を求めて、わたしたちは日々研究を続けています。
「超撥水」(superhydrophobe)とは、高い撥水性によって「水滴が面に対しておおよそ150°を超える接触角で接する現象」のことをいいます。
上の写真の左が通常の撥水(接触角:約110°)、右が超撥水(接触角:約160°)です。接触角が大きいほど水滴は「水玉」に近くなり、転がりやすくなります。
撥水は主に水とフッ素の表面張力の差を利用しています。
イメージとしては、フライパンのテフロンコーティングと同じです。生地の繊維(フィラメント)の一本一本に炭化フッ素を付着させることで、水を撥じく布が生まれます。
織り目を塞いでいないため、通気性が保たれているのが「防水」との違いです。ですからムレにくく、着るものにも適しています。
わたしたち朝倉染布独自の撥水加工『dewelry®』では、PFOA(パーフルオロオクタン酸)という物質を含まない環境適合型の撥水剤を使用しています。
それぞれの製品に施した『dewelry®』加工は、撥水性能の洗濯耐久性が高いのも特徴です。
生地の種類により多少差がありますが、50回の洗濯後でも撥水性能はほとんど低下しません※。
実は、環境適合型のPFOAフリーの撥水剤を使用してこれだけの洗濯耐久性をもたせることは非常に難しいことなのですが、長年の撥水加工のノウハウを駆使し、高い撥水性と洗濯耐久性を両立させました。
※JIS L 1092の撥水度試験(スプレー法)にて4級以上